運命の恋~もしもあの時・・~
私の気持ち…

「はっきりとは言えません。でももう今までのような生き方はしないって決めました。」

「今のまでのような生き方って?」

「旦那に頼りっきりの生活です。何で私は旦那を許せないのに一緒に生活しているのかわからなかったんです。でも頼りきっててひとりで立てないから不安ばかり募ったんだと思います。だから働こうと思っています。離婚に関しては私が一方的に決めることではないから…」

「そうかしら?あなたがもう旦那さんと無理なら無理って言う権利はあるのよ。そもそも頼りきってって経済面で、でしょ?その代わり家のこと身の回りの世話から食事、子どもの世話をあなたひとりで担ってきたんじゃないの?それだけのことを家政婦さんやシッターさんにお願いするとなると月にいくらかかると思う?それを職業としている人たちはそれで生活しているのよ。離婚して困るのはあなたではなく仕事しかしなかった旦那さんの方だと思うけど?」
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