運命の恋~もしもあの時・・~
その日のお昼に旦那に電話して夜に会う約束をした。
迷ったけど家で会うことにした。
娘は有希の家に居させてもらい、明日も有希の家から学校に通わせてもらう。
とにかく話し合いをしなければ…
何故かどうしても稗田さんの声が聞きたくてダメ元で電話をしてみた。
忙しくて取らないかなって思ってたらなんと2コール目ぐらいですぐに出てくれた。
『はい』
「こんにちは、菊池です…香織です。あの、」
『フフッ、フルネーム名乗ったね。ちょっと待ってね。』
フルネーム…なんて名乗ったらいいのか。
稗田さんは誰かと話をしているようだ。
忙しかったよね…悪いことしちゃった…
『もしもし?ごめんね、お待たせ。どうしたの?』
「あ、いえ、大した用事ではないんです。なので忙しそうだしまた改めます。」
『え?忙しくないよ。大丈夫。事務所にいたらまた田邉に電話を取り上げられるかもしれないから出てきたんだ。』
「それこそごめんなさい。わざわざ出てもらって…本当に大したことなくて、ただ、稗田さんと話すと元気になるから少しだけ声を聞ければと思っただけで…ごめんなさい、そんな仲じゃないのに…」
迷ったけど家で会うことにした。
娘は有希の家に居させてもらい、明日も有希の家から学校に通わせてもらう。
とにかく話し合いをしなければ…
何故かどうしても稗田さんの声が聞きたくてダメ元で電話をしてみた。
忙しくて取らないかなって思ってたらなんと2コール目ぐらいですぐに出てくれた。
『はい』
「こんにちは、菊池です…香織です。あの、」
『フフッ、フルネーム名乗ったね。ちょっと待ってね。』
フルネーム…なんて名乗ったらいいのか。
稗田さんは誰かと話をしているようだ。
忙しかったよね…悪いことしちゃった…
『もしもし?ごめんね、お待たせ。どうしたの?』
「あ、いえ、大した用事ではないんです。なので忙しそうだしまた改めます。」
『え?忙しくないよ。大丈夫。事務所にいたらまた田邉に電話を取り上げられるかもしれないから出てきたんだ。』
「それこそごめんなさい。わざわざ出てもらって…本当に大したことなくて、ただ、稗田さんと話すと元気になるから少しだけ声を聞ければと思っただけで…ごめんなさい、そんな仲じゃないのに…」