運命の恋~もしもあの時・・~
言っていて仕事中の人に電話する内容でもないことにひどく自己嫌悪に陥った。
はぁ、思わず勢いで電話して私ってバカだ。

『へぇ~!俺はそう言ってもらえて嬉しいよ。そんな仲だよ。何かあったの?元気出ない事が。』

「いえ、何も無いんですけど充電しようかと…」

『フフッどうしたの?今日はやけに嬉しいことばかり言ってくれるね。昨日の今日だけどお昼一緒に食べる?そっちに行くよ?』

「へへっ、恥ずかしいこと言っている自覚はあります。ごめんなさい…今日は会ってはダメな気がするのでまたいつか行きましょう。
仕事中にごめんなさい。」

『香織ちゃん謝ってばっかりだよ。声だけで充電出来る?会ってはダメか…無理矢理でも会いに行きたくなるけど今日は我慢するよ。香織ちゃんが苦しくなるのは良くないからね。可愛い電話をありがとう。午後からも仕事がんばれるよ!』

「フフッ、午後からも仕事頑張って下さいね!ありがとうございます。」

『こういう電話は24時間いつでもしてきてね。俺も香織ちゃんの声が聞きたいから。』

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