運命の恋~もしもあの時・・~
「私モテないけど?どちらかというと夏川くんの方がモテるんじゃない?」
「はい。海外では特にモテます、男に。でも好きな人に振り向いてもらえないなら意味がないですからね…あの男め…」
「あの男…憎めない感じがムカつくのよね。自己中だし。」
冗談混じりに田邉さんをディスり合った。
こうやって夏川くんと話ができて良かった。
「僕、自分がゲイだって気づいたのが高校生の頃だったんです。その時は受け入れきれなくていろんな女性と関係を持ちました。でも全然ダメで…弘人、田邉さんとは今の会社に入って出会ったんですけど気持ち悪がられることが多いので初対面のときにカミングアウトしたんです。そしたら、だから?って顔されました。その顔に惚れちゃったんですよね。」
田邉さんっぽい。
そして本当に気持ち悪いって思わなかったんだろうな。
「それから片思い3年半です。彼女できてもすぐふられてるしでよく飲みに付き合わされて…その日もベロベロに酔って歩けないくらい。だから仕方なくホテルまで運んで帰るつもりだったんですけど、ベッドに寝かせて帰る僕に『もうこの際夏川にしようかな、可愛いし』って、言ったんです。人の気も知らないでって腹が立ちました。だから無理やり襲ってやったんです。」
「はい。海外では特にモテます、男に。でも好きな人に振り向いてもらえないなら意味がないですからね…あの男め…」
「あの男…憎めない感じがムカつくのよね。自己中だし。」
冗談混じりに田邉さんをディスり合った。
こうやって夏川くんと話ができて良かった。
「僕、自分がゲイだって気づいたのが高校生の頃だったんです。その時は受け入れきれなくていろんな女性と関係を持ちました。でも全然ダメで…弘人、田邉さんとは今の会社に入って出会ったんですけど気持ち悪がられることが多いので初対面のときにカミングアウトしたんです。そしたら、だから?って顔されました。その顔に惚れちゃったんですよね。」
田邉さんっぽい。
そして本当に気持ち悪いって思わなかったんだろうな。
「それから片思い3年半です。彼女できてもすぐふられてるしでよく飲みに付き合わされて…その日もベロベロに酔って歩けないくらい。だから仕方なくホテルまで運んで帰るつもりだったんですけど、ベッドに寝かせて帰る僕に『もうこの際夏川にしようかな、可愛いし』って、言ったんです。人の気も知らないでって腹が立ちました。だから無理やり襲ってやったんです。」