運命の恋~もしもあの時・・~
痴漢ならもっと若くて可愛い子に行くだろう。

私はアラフォーでお世辞にも痩せているとは言えないおばちゃんだ。


「か、おりだよな?お前も俺のことわからないのか?」

男はショックを受けているようで全身の力が抜け、そのすきに私は慌てて男の腕の中から逃げ出た。


「私どこかであなたとお会いしたことありましたっけ?」

頭をフル回転させるも気安く抱きつけるような男性の知り合いはいなかった。

元恋人も旦那と結婚する前に一人だけいたがなにせ一人しかいないのだから忘れるはずもない。
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