運命の恋~もしもあの時・・~
火曜日の朝、夏川くんからメールが届いた。
『おはようございます。今日のランチ何か食べたいものありますか?弘人の奢りだそうですよ!!弘人が車出してくれるので迎えに行きます。11時くらいでいいですか?夏川』

よくよく考えてもこの会社って本当に昼間は自由な気がする。
そうほいほいランチに出られるなんてすごい会社だ!
あっ、でも稗田さんが社長か、頷けるかも。

『おはようございます。私はどこでもいいですよ。好き嫌いはないので。でも良ければ寒くなってきたので暖かいものがいいですね。私直接行くので決まったら場所教えて下さいね。菊池』

返信してしばらくして、田邉さんから着信があった。
「もしもし、おはようございます。」

『おはよう。鍋かうどんどっちがいい?鍋ならしめにうどんもできるけど昼からがっつりすぎる?俺は構わないけど。』

「じゃあうどんにしようか?私ゴボウ天食べたいかも。」

『わかった。じゃあ〈みやこ〉の近くの駅のでいいか?夏川に地図メールさせるから。じゃあまたあとで。』

何だか少し不機嫌?
行きたくなければ行かなければいいのに…
何だかモヤッとした気分のまま身支度をする。
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