運命の恋～もしもあの時・・～
夏川くんからお店の地図が添付されたメールが届き出かけた。
時間がギリギリになってしまい電車から降りると小走りでお店に向かった。
お店の前ですでに２人が待っていた。

「お待たせ。遅くなってごめんね。」

そういうと夏川くんは笑顔だか、田邉さんはムスッとしていた。

「時間ピッタリですよ。香織さんお久しぶりですね。」

「久しぶり。バタバタしててなかなか都合つけられなくてごめんね。うどん楽しみ。ここのお店は初めて入るわ。」

「香織はここのゴボウ天は気に入るはずだから。さぁ、入って。」

ムスッとした田邉さんが口を開いた。
田邉さんは先頭に立ちお店の中に入って行った。

「何だか田邉さん不機嫌だね。何かあった？」

「う～ん、社長とちょっと…まぁ香織さんは気にしないで下さいね。」

最近の稗田さんどうかしたのかな？

「稗田さん、元気？あれから大丈夫だったの？」

「ハハッ、まぁ仕事中はポーカーフェイスなところがありますんでわかりにくいんですけどね…。まぁ、仕方がないことで落ち込んだり弘人と揉めてます。あっ、でも今日は社長の話はなしでお願いします。」

私と夏川くんが入り口でコソコソ話をしていると田邉さんは不機嫌そうにチラッとこちらをみて席に着いた。
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