運命の恋~もしもあの時・・~
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「あれは…恥ずかしいな…記憶があるから尚更…あんな時間に電話してごめんね。あの時は大丈夫だったの?」

「はい。大丈夫でしたよ。酔ってる稗田さん貴重なんで是非聞きたかったなぁ。フフッ、普段お酒飲まないのでビール1本で酔ってきちゃいました。」

顔が熱くてフワフワしてきた。

「顔が赤くなってる。可愛い。しかも酔ったなんていやらしいね。フフッ」

そう言いながら私の腰に腕を回してくる。
そんな稗田さんも顔が赤くて酔ってる?
笑顔も爽やかというより力が抜けてる感じだ。

「稗田さんこそ酔ってますよね?」

「フフッ、2人とも弱いなんて、丁度いいね。フフッ…本当に香織ちゃんがいるのがすごいなぁ。」

そんなこと言いながらナチュラルに押し倒されキスをされる。ほろ苦いビールの味だった。
涙が出てきそうなのをぐっと我慢した。
泣いてしまうと前のように稗田さんきっとやめてしまうから…

キスから耳へと移動し、耳元で何度も「好き」って囁くからやっぱり涙が止められず流れ出てしまった。
そしたら稗田さん、「泣いても今日はやめないよ」ってささやき、耳から首筋へキスをしていった。
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