運命の恋~もしもあの時・・~
「香織ちゃん、もし良かったらだけど連絡先交換しておいてもらえないかな?昼間しか連絡しないし、家族にも迷惑かけないから。」

「連絡先ですか…はい。何かお役にたてるなら…」

どうしても田邉さんの言う香織が他人には思えなかった。
それにこの2人に嫌悪感とか猜疑心みたいなのを感じなかったから。

何故か田邉さんも入って3人で連絡先の交換をした。

「田邉は一旦頭を整理して落ち着いてから話をしたほうがいい。」

稗田さんは田邉さんを説得し、これで帰ることにした。

「待って、コーヒー代!」

私はお財布を取り出そうとすると稗田さんにその手を抑えられ、
「いいよ。時間とってもらってありがとう。コーヒーくらいだけど。」
と言われた。

仕事以外で旦那以外の男性と手が触れる機会なんてないからドキッとしてしまった。

それから2人と別れ、子供服を見たけど気持ちがそれてしまっていて決められなかったから買うのをやめて帰った。
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