運命の恋~もしもあの時・・~
26
「はい、ダメダメ!香織ちゃんはお前が襲ってきたら逃げれないし、夏川に襲われたってお前は逃げれるだろ?」

ナイス助け船!
本当に戻れるなら2人の為にも早く戻れたらいいけど…

「いや、逃げれなかったんすよ。この前…」

「ヘヘッ、ベロチューしてやりました!僕のこと忘れる弘人が悪い!」

「ハハッ、夏川もなかなかやるね~!見直したよ!」

それから夏川くん田邉さんにしがみついて寝ちゃったから田邉さんが送って行くことになった。
私と稗田さんは2人をタクシーに乗せたあとに代行を呼んで稗田さんのマンションへ行った。

「やっと落ち着いて2人っきりになれたね。」

リビングに入ると稗田さんが後ろから抱きついてきた。

「フフフッ、一番の危険人物はまさかの稗田さんですよね。」

「ひどいなぁ!危険だなんて。一番安心できる人物ですよ。俺にとって香織ちゃんはそうだけど?」

お互い笑いながら、私が稗田さんの方に向き直りキスをする。
何度もしてるけどやっぱりドキドキする。
< 264 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop