運命の恋~もしもあの時・・~
2人でお風呂から上がり、やっぱり稗田さんが私の体を拭いてくれる。
半分のぼせてされるがままになるとあっという間に寝室に連れて行かれベッドの上で組み敷かれていた。

「今日はかなりお酒も飲んでたし酔ってるのかな?抵抗しないでくれるのが嬉しい。大好きだよ。」

「私も、好きです。怖いくらい好き。」

なぜだろう、嬉しくてたまらないのに涙が出る。

「フフッ泣き虫。大切にするよ。」

長いキスをした後、稗田さんの手は私の身体をなぞるように触れていき、その手に身を任せた。じっくり、ゆっくり責めてくる稗田さんに応えるのに精一杯だった。いつの間にか二人とも汗ばんでいた。

その後はお互い疲れ果てて裸のままくっついて眠った。


翌日、稗田さんの家でゆっくり過ごし夕方に有希の家の近くまで車で送ってもらった。
次はいつ会えるとか約束ができないけど、稗田さんが真っ直ぐに気持ちを伝えてくれるから不安はない。ちょっと寂しいけど…
仕事のペースさえ掴めば基本的に外で行動するから時間を合わせてランチぐらい出来そうだ。
< 267 / 316 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop