運命の恋~もしもあの時・・~
田邉さんの頭の中で何か…?
でも検査も異常なし。

「香織は本当に知らないんだよな。俺は良く知ってるのに。」

「せっかく美味しいパスタだから食べよう。それで…もし香織ちゃんが迷惑でなければ…今度一緒に病院に行ってもらえないかな?田邉の話がどこまで詳細かって。」

病院…正直怖い。
でもこんなことずっと続けるわけにもいかないし。

「怖いです。何を聞かされるのかとか、本当に…田邉さんって悪い人ではないのかなってわかります。初めから親近感みたいな、不思議な感じはあります。だけど、知れば知るほど怖い…」

「香織…」

「良ければでいいし、もう嫌なら田邉とは連絡取らなくても大丈夫だよ。俺たちに強制する権利はないし香織ちゃんも従う義務はない。旦那さんもお子さんもいるし…ただ、助けてやってほしいと思う。」

助ける…
その場で返事ができずに保留にしてもらった。
それからパスタを食べ、仕事中だから2人は会社へ帰って行った。
車で送ると言ってもらったけど一人になって考えたかったから断った。
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