運命の恋~もしもあの時・・~
「さあ、家まで送るよ。」

そう言って待ち合わせした交差点の先まで車で送ってくれた。
私は車から降りると助手席側の窓が開いた。

「今日はありがとうございました。前を向いて先に進めそうです。」

「それは良かった。俺で良ければいつでも話を聞くし、出来ることがあればなんでも言って。忘れないで、香織ちゃんの味方だから!」

そう言うと手を降り、車を発進させて走り去って行った。
稗田さんの優しさに甘えて恥ずかしい所を晒してしまった…
はぁ、帰りたくないなぁ。
夕飯どうしよう?やる気が出ない。
娘もいないしたまにはお惣菜でも買って帰ろう。
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