運命の恋~もしもあの時・・~
「この前お店で会った稗田さんって覚えてる?あの人にも味方だからって励ましてもらったんだよ。」 

「そういえば、稗田さんって爽やかイケメン、そんな知り合いいたんだね!」

そうだった、田邉さんのことから何も話してない…
信じてもらえるかわからないけど田邉さんのことを話した。
そして昨日の稗田さんとのことも話した。
何となく浮気を責めつつ私も後ろめたい感じが抜けない…

「何か変なことに巻き込まれてるね~。でも気が紛れていいねかも。ただ、香織まで浮気しないように!」

それから弁護士さんの連絡先を教えてくれたり、どういう決着の方法があるのか有希なりに調べてくれていたことを教えてくれた。
私はただ混乱してただけだからそういった情報を調べて貰えててありがたい。

「私も田邉さんに会ってみたいなぁ!田邉さんの記憶の中の香織は私の誘いを蹴ってあのまま働きつづけたんだ…なんだか今流行りのパラレルワールドみたいね。」
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