目覚めたら契約花嫁
何でも与えられる人だから?
あの日、私を助けてくれた人が偶々レアード家の当主だったから?
何でも与えられてるから幸せなの?
「リンは違う。別に俺はリンに何かを与えてるつもりはない。」
「そうかしら?こんなに有名になれたのはロイのお陰でしょ?」
黙り込んだ私に変わってロイが話を始めた。
そんなロイにエミリーも引き下がりはしない。
「リンがやりたいと思った事をやらせた結果だ。俺は口を出したりしてないし、サポートだってしてない。」
「あー、それは同意見です。リンさん、それにエバンズ夫人の力だと俺も思います。」
「俺は………本当なら家に囲っておきたいって思ってた。だけど………リンは俺に口答えをするような女だったってだけだ。」
出逢った頃を思い出しているのか………ロイがくすりと笑ったのが分かった。
「そんなリンが俺にとって唯一の女になった理由の一つだな。」
そうなんだ………
ロイの気持ちがまた一つ分かった。
あの日、私を助けてくれた人が偶々レアード家の当主だったから?
何でも与えられてるから幸せなの?
「リンは違う。別に俺はリンに何かを与えてるつもりはない。」
「そうかしら?こんなに有名になれたのはロイのお陰でしょ?」
黙り込んだ私に変わってロイが話を始めた。
そんなロイにエミリーも引き下がりはしない。
「リンがやりたいと思った事をやらせた結果だ。俺は口を出したりしてないし、サポートだってしてない。」
「あー、それは同意見です。リンさん、それにエバンズ夫人の力だと俺も思います。」
「俺は………本当なら家に囲っておきたいって思ってた。だけど………リンは俺に口答えをするような女だったってだけだ。」
出逢った頃を思い出しているのか………ロイがくすりと笑ったのが分かった。
「そんなリンが俺にとって唯一の女になった理由の一つだな。」
そうなんだ………
ロイの気持ちがまた一つ分かった。