目覚めたら契約花嫁
私は車に………。

なのに何故?

生きてる?

それも違う世界で?


「リン。君は私の家の前で倒れていたんだ。」


ロイの言葉に顔を上げた。


「えっ?」

「雨の中、倒れていたんだ。何故、そんな場所に倒れていたんだ?」

「………、ここは日本?」

「いや、シャノワール王国だ。」

「‥……シャノワール王国?」


聞いたことのない国名だ。

何処にある国なんだろうか?


「君は日本って場所から来たのか?」

「ええ。」

「そんな国は聞いたことないな。」


首を捻るロイ。

不安が押し寄せ始めた。

私はどうしたのだろうか?

知らない国。

だけど言葉は何故か通じている。

どういう事なの?

再び頭が痛み出した。
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