クールな君と秘密の恋を。
「分かりました。」
でも、理人はどうするんだろう。
「理人くんもいいわね?」
「分かりました。でも1つ条件があります。」
条件…?
「莉子。」
「ん?」
「ちょっと部屋出てて。」
え、何だろう。
「わ、わかった。」
結局私は理人の条件とやらは聞くことが出来なかった。
それからこの記事は出回り、報道番組やネットニュースのトップを飾った。
そして私は理人の元を離れ実家にしばらく住むことになった。
もちろんマネージャーは退職。
私はまたバイト1本になってしまった。