クールな君と秘密の恋を。
「うん。任せたよ。あと、莉子ちゃん泣かせたら貰いに来るからね。」
「うるせーよ。お前になんかやるか。」
そして桐谷くんは帰って行った。
ていうか、
「何でいるの!」
「会いたくて我慢できなかったから。」
…っ
そりゃ、私も一緒だけどっ
「大丈夫なの?仕事は。それにまた記者の人いるかも…」
「大丈夫。家まで送って行くから。今日は俺も実家帰る。」
「わ、わかった。」
電車内で、理人は何やら考え事をしているようだった。
もし別れ話なんてされた日には私は耐えられるかな。
電車に揺られながら、そんなことを考えていた。