クールな君と秘密の恋を。



「…なぁ、それ不意打ち。」


「なっ…!私はいつも不意打ちされてますー。」


「あーもうちょっと黙ってて。」


と、理人はまたしてもそっぽを向いた。



もー、何なのさ。



そしてゆっくりと観覧車は1周し、私達は降りた。



「おい、手。」


「ん?手?」


よく意味がわからなかったので手の平を見せた。


「違うっつーの。」



すると、いきなり私の手を繋いで歩き始めた。



「へ?ちょ、ちょっと…」


しかも、カップルではあるあるの恋人繋ぎ。


何気に初めてだから手汗が心配、、



< 213 / 232 >

この作品をシェア

pagetop