クールな君と秘密の恋を。



今日迎えに来たのだって一緒に帰りたかっただけではない。



莉子は可愛いから、モテるだろう。



きっとここの店員の中にも莉子が好きってやつはいるはず。



俺のモノってちゃんと示しとかないと。



でも店まで来たのは初めてだった。


莉子がバイトある日は迎えに行きたいけど、俺も台本覚えたり先輩や後輩と呑みに行ったりで忙しくて中々行けない。


今日が暇だったわけではないが、今日の莉子があまりにも疲れている顔をしていたので心配になって来た。



俺が無理やりマネージャーしてくれなんて頼んだから莉子はかなりきついだろう。


でも一緒にいたかったから、そこは譲れなかった。


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