クールな君と秘密の恋を。



「……い。」



あー、今日も夜はレストランでバイトがある。




「……なぁ。」




私はホールで接客をしているので、一旦帰って化粧直ししないといけないのだ。


なんて面倒なんだ。



「おい。」




「うわっ!は、はい!何でしょう!?」



「蒼井。さっきから呼んでたんだけど。」




「す、すみません。」




「ぼーっとしてんなよ。まだ仕事は終わってねーぞ。」




「は、はい。申し訳ありません。」




仕事中はいくら幼なじみとはいえ、敬語で話さなくてはならない。



ましてや周りのスタッフの方々は私達が幼なじみという事を知らないし、絶対にバレてはいけない。



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