クールな君と秘密の恋を。
「じゃあ、次の撮影場所に行きましょうか!次は公園で海月穂花(うみづきほのか)さんとデート撮影になります。」
「わかった。」
彼と一緒に楽屋に戻った。
そしてササッと荷物を整理して急いで次の撮影場所に向かった。
私はロケバスの中でおにぎりを食べていた。
「なぁ、それ俺にも一口頂戴。」
「え、ダメですよ。」
何故なら朝5時からの撮影でやっとご飯なのだ。
しかも彼にはちゃんとお弁当がある。
それも私が作ったやつだ。
ロケ弁は美味しくないだの文句を言うから私が「作ろうか?」という何気ない一言で毎日毎日作っている。
朝4時起きで。
だから私のご飯はおにぎりだし。
一応コンビニでゼリーとか買っているので夜のバイト前までは何とか保っている。
ちなみにおかずはストックがあるので1から作らなくてもいいので楽だ。
こういう朝早くの撮影が多いので、賢く動かないと身体が持たない。