あなたの義理の妻になります!
「え?」
私は目の前に立ち並ぶ、沢山の宝石に目を奪われた。

「…わぁ…キレ~」
私は、お店に入った瞬間目に付いたブレスレットに加工された宝石をなんとなく手に取ってみると、値札が見えたので見て見た。

「……え?これ0がひとつ多いんじゃ……
5万円なんて、普通の高校生が買えるはずないし」
まあ、五千円でも私にとっては、すごく高いけどね……
私の隣にいる男子は、このくらいの値段なんとも思わないんだろうけど

陵君をジト目で眺めていたら、「彩佳だったらこんなかだとどれが欲しい?」と宝石を指差しながら聞いてきた。

「え?私だと?」
私は、グルっと周囲を一回見てから、一番最初に目に付いたブレスレットを指差して
「私だったら、あのブレスレットかな。
宝石もいいと思うけど、だったら身に付けられる方が嬉しいかも。」

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