あなたの義理の妻になります!
「ふぁ~、寝みー……飯作んないと……」
制服に身を包み、とっくに身支度を整えた陵君が入ってきた。


「あっ…りょ…新河君!お早う!」
きゃー、また間違えそうになった~……

新河君は、いきなり声をかけた私に一瞬驚きながらも
すぐに涼しく不機嫌な顔になって

「はよ……つーか、朝から声デカ過ぎ……うっさい」
と、毒舌で言ってきた。

陵君がふとテーブルに目を向けたと思ったら、みるみるうちに驚いた顔になっていった。

「は…?これ…どーいうこと?」
陵君は、若干言葉に戸惑いを見せながらもそれでも顔は、いつもの涼しい顔になっていた。

「え……と、朝食?」
何故か、最後にクエスチョンマークを付けて私は、陵君の問いに答えた……つもりだった。

「俺さ、言ったよね。飯は別々に作るって。何で作ってんの?」
り、陵君…完全に怒ってるよー!!
さっきまで、戸惑ってたのに!何で!
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