あなたの義理の妻になります!
さっき、チラッと見てから意識せずにチラチラ見てしまっている私がいた。

さすがにチラチラ何回も見ていたら、わりと本気の鈍感の人以外気づくわけでー……

陵君は結構鋭い方なので気づかれた。

「何あんた?こっちのことチラチラ見てきてキモいんだけど」


今は、学校のため家みたいに「彩佳」って優しく呼んでくれる……ではなくただの近寄ってくんなクラスメート的な感じで私に接していた。

陵君は更に
「あと、俺に近寄んな。気持ち悪くて吐き気しそうだから」
とさっきの言葉で十分私の心はグサッときたけど、この一言で更に追い打ちをかけられて心にグサッグサッときた。


うッうッ、分かってはいたけど辛いよー
優翔君なんて、私たちの事情知ってるから苦笑いしてるし…

私が悲しくなってきて机に落書きでも始めようと思ったら、
カサッ
何かが机に置かれた。何だろう?と思いながら見てみると
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