あなたの義理の妻になります!
すると、優翔君は笑わずにまるで気にしてないからと言うようにスルーしてくれた。


「それでさー、彩佳ちゃんって陵とどういう関係?」

「あ…それは…」

まさか、お見合い相手です。何て言えないし…どーしよう…

すると、突然ー
「優翔、またナンパかよ」
陵君が話し掛けてきた。

「あ……」
「何?てか、あんたもこいつの話なんて素直に聞いてなくていいから」

そう言って、優翔君を引っ張ってどこか行ってしまった。
助けてくれたのかな?……いや、そんなわけ無いか

だって、あの陵君だもん。

てか、私のこと本当に覚えてないのかな。

そう考えたら、胸の奥がチクッと痛んだ。
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