部室の呪い
〔イズミヲ…シッテルノ…?〕


私の
親友だよ。


「親友だよ…泉美は…復習なんて望まない…呪いを…止めて」


床椰は泣いてた。

「誰かのせいにしなきゃ辛かったんだよね?…悲しかったんだよね…?」

あたしだって泉美が死んだと聞いたとき信じられなかったし。

「でもどんなに悔やんでも泉美は死んだの…戻ってこないの…分かる?」

泣き崩れた床揶は

〔アリガトウ…モウノロワナイ……〕

と言った。

床椰が白い光に包まれて消えた。

身体が軽くなる。

呪いは…終わったの


あぁ…力が抜けていく。


眠いよ…。

その前に…伝えなきゃ。


呪いの終わりを。











< 103 / 110 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop