部室の呪い
先生が後ろにいたから、安心して部室に入った。


「なつかし…」

《こんにちわぁ》


また聞こえてきた。

そして、みんながシューズはいてる風景とかまで見えてきた。

「光波…祈吏…舞緒…南樹…雪根…緋乃…果成っ」


つれてかれた人の名前を言い終わる頃には、顔は涙でグチャグチャだった。


『笠希…みんなはここに…生きてるよ…』


と言って胸を指した。


「そう…ですね…ありがとうございます」


余計に泣けてきた。










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