部室の呪い
先輩♯


「な…!?」


消えた。

でも腕は真っ赤だよ。

さっきまでここで思いを伝えてくれていた。


「笠希…ありがとう…」


何故名前を知っているかって?


俺もこいつが、

好きだからだよ。


もうちょっと前に、気持ちを伝えてたら。

笠希を、いや有紗を、


隣で堂々と歩かせることは出来たかな?


俺は泣きながら小さく、


「好きだった…有紗…」


って呟いた













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