潔癖症な彼の素顔





ギシッ


「あ、秋君っ」




秋君はベッドに乗っかってきた。




「付き合う事になったのは嬉しいけど、
梓からの気持ち聞いてないな」


ぅ…。








「………です」





「聞こえない」





「…き、です」




「次、聞こえなかったら…」





「っ!」


秋君は自分の唇に指先を当てた。





き、キス!?!?






意地悪すぎるっ…!







「っ…す、好きです!!」



「ふっ」



え、笑って…





「っん、んん!」



そんな瞬間に、キスされた。


もしかして、さっきのは…ちゃんと言わないと、き、キスしないよって意味なんじゃ…。



「ほんと、可愛すぎ」


か、かかわっ!?


「っ可愛くない…よ」



「これから先が心配…」




え!?心配させちゃってる!?












ガラガラ


保健室に尚斗が来た。


「あ、尚斗…ってどうしたの!?顔が真っ青…」




「あ、解決した?」



ん?

解決?



「あいつは悪魔以上だ…」



「梓が、関係してるから余計だね」





「え、どういう…」




「大丈夫。大川さんが今回の事、解決してくれたはずだから」




「…俺、ついて行かなければよかった」





そ、そんなに!?









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