潔癖症な彼の素顔

ガラガラ



今度は雪ちゃんが来た。
とても気分が良さそう。



「はぁーー！スッキリした〜」



「雪ちゃん」


「…」

秋君は苦笑い。
「…ブルっ」


尚斗は身震いを感じているみたい。




「どうしたの、皆して」



「あの後はどうなったんだ？」




「あぁ、フルボッコよ。それより、あず！！
大丈夫だった！？辛かったよね！もう大丈夫だからね！！」


ふ、フルボッコ…。

中山さん大丈夫…かな。





「…うん、雪ちゃんありがとう。
それに、尚斗も秋君も」




「うん」


「おう！」




「…梓ちゃん、大丈夫？」


「あ！蓮沼さん」


「たく！蓮沼ちゃん知ってたなら教えてよね！」


「貴方に言ったら犯人分からないままだったと思うし」


「あーそれは言えるかも！
誰だー！！あずをいじめてるのは！！って、全員を殴りに行きそうだし」

尚斗は後のことを考えてないのかな…。


「後先考えなさそうだからね」

秋君まで…。
「さっきだって、やばいかったしな」

「そうね」



「み、皆…そこまで言ったら…」



雪ちゃんの顔が笑ってない…。


「あず、プチキレていい？？」



プチって何！？
尚更おわいよっ！！


「だ、ダメだよ！雪ちゃん！」