潔癖症な彼の素顔




結局、秋君の言う通り席につくまで、手は繋いだままだった。



周りから、可愛い、初々しいとか言われて、私の顔は茹でダコ状態。


秋君はなんの表情も変えず、通り過ぎてく。

す、すごい。




「梓はなに食べる?」


「うーん、私はチョコレートパフェかな」

いちごパフェの方と迷うけど、、

「じゃあこれはいちごパフェ」




秋君パフェ食べるんだ。
何か意外というか、なんと言うか。


「俺は甘いの好きだよ」


は!思っている事、気づかれた。



「わ、私も…」


「うん、知ってる。
ふっ…いちごの方と迷ってたでしょ」



それも気づかれてる…。



「…うん、どっちも美味しそうで」




「まぁ、楽しみにしてて」



「ん?」











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