潔癖症な彼の素顔



「ちょっと!変なことあずに教えないでよ!」


「変な事なんて教えてないから。梓にはもっと色んなことを覚えてもらわないと。大川さんが前に言ってたでしょ」




やっぱり私にはイマイチ分からない…。


「分からないみたいだね。
そうだな…」


考える秋君。



ニヤッ

秋君の口角が上がった。


これは何か嫌な予感…。

「そうだなー、可愛いって言われて、可愛くないもんって反論した時がツンかな…意地を張ってる感じ?」


なっ///


「ぅ…」


知らなかった…。
恥ずかしくて…何も言えない…。


「突然ドキドキが止まらないとか、カッコイイとかを素直に本音を言ってくれる時が、デレかな」


そ、そうなのっ!?

私、無意識のうちにやらかしてる!?


「それを雪は強烈にやってくる」
「確かに強烈だ」





ピキピキッ



「ピキピキ?って…はっ!!!」



ゆ、ゆゆゆ雪ちゃん!?
血管が浮き出てるよ!!

「シバいてやろうかこの野郎!!」




雪ちゃんは鬼と化した。













< 137 / 154 >

この作品をシェア

pagetop