潔癖症な彼の素顔
「………」
後輩からの質問攻めにまだ答えない秋君。
「あ!葉山先輩!肩にゴミが付いてますよ!今取りますね!」
「っつ!」
秋君に触らないで欲しいっつ!
後輩の女の子が触ろうとした瞬間に
「やめてくれる?て言うか、ゴミなんて嘘でしょ」
「っいえ、そんな事は…」
「君たち図々しいにも程があるよ」
秋君…。
「それに、俺潔癖なんだよね」
「え?」
「そうなんですか?」
あれ?秋君は潔癖症じゃないって言ってたよね?
「だから、触られたりしたら鳥肌が立つんだよね」
「私達汚くないですよ!」
「はぁ…分からない後輩だな。だから…」
グイッ
え?
私は腕を引っ張られた。