潔癖症な彼の素顔




***




今は昼休みになったばかり。






花火大会まで後3日となり、ワクワクが強くなってきた。




スゥ…


すると、蓮沼さんが私の机の前に来た。


な、なんだろう。凄く緊張する…。


「梓ちゃん、私達って今日さ日直でしょ?先生が手伝って欲しい事があるから、今から資材室に来てって。だから行こう?」



「あ、うん」



「あれ?2人でどこか行くの??」


私と蓮沼さんが教室を出ようとした時、雪ちゃんが声をかけてきた。





「日直だから先生の手伝いに行ってくる。
だから先にご飯食べてて大丈夫!」




「なるほど!分かった!行ってらっしゃい!」




私は雪ちゃんに手を振った。








資材室に向かう途中、蓮沼さんが喋り始めた。






「ねえ、梓ちゃん」



「うん?」



よ、良かった。資材室に行く途中、話しかけた方がいいのか分からなかったから、話しかけて来てくれて助かった…。




「どうやって仲良くなったの?葉山君と」




葉山君関係!?



あ、そう言えば、蓮沼さんって…






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