潔癖症な彼の素顔




***






「はぁはぁ、はぁ…」




走り疲れた…。



「とーちゃーく!!あれ!!私達の方が早く着いた感じ?」



「それは当たり前だよぉ、集合時間より30分も早く着いちゃったんだから〜」




走る意味があったのかな…。


汗かいたし、喉乾いた…。


「もおー!男だったら1時間前でしょ!!」



「いや…そんな人滅多にいないよ、、、」




「尚斗達来るまで暇だね、あ!待ってる間、何か飲み物を飲んで待ってよ!」




「うん」


雪ちゃんは切り替えが速い…。





私達はそれぞれ自販機で飲み物を買い、集合場所で飲みながら、尚斗と葉山君が来るのを待っていた。



「あず、ちょっと場所移動しようか」


「うん?」

どうしたんどろう。雪ちゃんの様子がおかしい気がする。




「おー!ここに可愛い子が2人!どぉ?これから飲みに行かない??」




私の後ろから突然、知らない男の人が私たちに絡んできた。



「…ぇ」

周りを見渡す限り、私達に言ってる事だよね?


「はぁ。私達未成年なので。それに待ち合わせしてるので」



「なあ?いいだろ〜??」

雪ちゃんの話なんて聞いてない…。





「ぅひゃっっ」



男の人が私の腕を掴んできた。





……気持ち悪いっ。




「ちょっと!!やめてよ!!あずから離れて!!」



雪ちゃんは必死に私を助けてくれるけど、知らない男の人は更に力を加えた。


「めっちゃ可愛いからさぁ〜」



「いたっっ」



っやめて、、。





「もー!!尚斗と葉山!早く来なさいよ!」




尚斗っ!



葉山君っ



助けてっっ!!










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