潔癖症な彼の素顔
文化祭
「はい、ではこれで決まりなー。後はお前達に任せた」
「っ、わたし、はっ」
「あず!良かったね!頑張って!!」
「ゆ、雪ちゃんっ、私無理だよっ」
「そんな事言わない!相手が葉山で良かったじゃん?」
「そ、そうだけどさぁ…」
「おっ」
尚斗は驚き。
「あら〜」
雪ちゃんはニヤけ。
「っ!」
葉山君は困惑している。
「え?」
どうしたの、皆…。
ん?、、、、。
自分の発言を振り返る…。
「ぁ!?」
みるみるうちに私の顔は真っ赤になった。
私はなんて発言をっ!
他の人よりかは葉山君で良かったけど…。
「くじ引き何だからしょうがない!」
「そうだね。尚斗の言う通り、諦めるしかないね。西谷さん頑張ろ」
うぅ。
何と、来月にある文化祭での出し物で、私たちのクラスは劇をする事になった…。
ストーリーはクラスの女の子が考えた内容で、「囚われ姫を救い出せ」と言う恋愛ものでハッピーエンドらしい…。