潔癖症な彼の素顔
「実は妹の誕プレ買いたいんだ」
「妹さん?」
妹さんいたんだ。
て、あれ?彼女じゃなかった…。
どこかホッとした自分がいた。
「毎年プレゼントしてるんだけど、毎年気に入ってくれなくて…」
気に入ってくれない?
「え、何をプレゼントしてる、の?」
「去年は確か箸だったかな」
「…」
ん?箸…?
「もう何年も同じの使ってたから、新しいのにしたいよなって思ってね」
「その前の年は…」
「あー、確か座布団だったかな。それも何年も使ってたし」
「それは、秋君が悪いですね」
「え、、」
秋君は黙ってしまった。
「もっと、女の子には女の子らしい物をプレゼントしないと!」
「あ、、はぃ」
私は秋君に妹さんが喜びそうな物を紹介した。