潔癖症な彼の素顔
「梓ありがとう。きっと妹も喜んでくれる」
「いえ、秋君のお役にたてたなら良かったですっ」
「そうだ。この後さ、空いてる?」
「?…うん」
今日は秋君との約束だから。1日空いてる。
「じゃあさ、せっかく買い物に来たんだから少し回ろうか。それで、ご飯食べて帰ろう」
「うん…!」
う、うんって言っちゃったけど、、、
だっ大丈夫かな…。
さっきまでは、
プレゼントを買う目的があったけど、、、。
これはちょっと意味が違くなるっよね…?
「っ…」
いきなり緊張してきたっ。
「どこか寄りたいお店があったら言ってね」
「うん…」
しばらくお店とか歩き回り、今はアクセサリーが沢山売っている所にいる。
「…きれー」
キラキラしたものが沢山あって、テンションが上がった。
あ、このネックレス可愛い…。
ハートの形が丸みがあって、チェーンも全部シルバーピンク。
「あ、これ梓に似合いそうだね」
「可愛いけど、私自身が可愛くないから…」
私が可愛かったらなぁ、、、。
付けてみたかったな。
「ほんと、梓は自分に対してマイナス思考だよね。前にも言ったけど、もっと自信持たないと。
…よし。梓はここで少し待ってて」
「え?」
秋君はネックレスを手に持ち、レジの方へ向かった。