暁くんがメガネを外したら・・ 【完結】
「やめてくれ。
心臓が、もたない」
暁くんの胸の中で、
震えが止まらない。
寒いのか
怖いのか。
驚いたのか
安心したのか―――
「ったく。
何やってんだよ」
『…ごめん』
「逃がすわけねぇだろ、
このまま」
『・・・・・・』
雨に打たれ
暁くんに抱かれたまま
低く、かすれた声が
私のココロを溶かしていく。
心臓が、もたない」
暁くんの胸の中で、
震えが止まらない。
寒いのか
怖いのか。
驚いたのか
安心したのか―――
「ったく。
何やってんだよ」
『…ごめん』
「逃がすわけねぇだろ、
このまま」
『・・・・・・』
雨に打たれ
暁くんに抱かれたまま
低く、かすれた声が
私のココロを溶かしていく。