暁くんがメガネを外したら・・  【完結】
「どうせなら
 一番大事なところを聞いてから
 走りだせよ」



暁くんが私を離し、
両肩に手を置いて
見つめる。


固まったまま
動けない私。



「好きな人がいる、
 って言った」


暁くんは
もう一度、雨に濡れた髪の毛を
かきあげた。
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