6月、恋の終わり。
6月
5月も終わり、6月に入ったある日。
「あっちぃー」
私の隣を歩くクラスメイトの翔(しょう)が、夏服に衣替えしたばかりのワイシャツの首もとを掴み、パタパタとあおぐ。
「ほんと今日暑すぎーバテる…」
照りつける太陽を見上げ目を細める。
眩しい…。
「紫織(しおり)暑さに弱いもんなぁ」
「翔だって今にも倒れそうな顔してるじゃん。顔真っ赤だよ?」
「うるせー、紫織だって汗だくじゃん」
「あぁーアイス食べたい!」
「じゃあ買ってく?」
「うん…!食べよ食べよー」
近くのスーパーでアイスを買い、公園へ。
日陰になってるベンチに二人並んで腰掛ける。
「あー!美味しい!生き返るぅ~」
レモン味のシャーベットアイス。
氷のシャリシャリが、体全体をひんやり潤してゆく。
「マジ生き返る~!」
隣に座る翔も、私と同じ台詞を呟いた。
お揃いのアイスを一緒に食べてる。
幸せだな…。
「あっちぃー」
私の隣を歩くクラスメイトの翔(しょう)が、夏服に衣替えしたばかりのワイシャツの首もとを掴み、パタパタとあおぐ。
「ほんと今日暑すぎーバテる…」
照りつける太陽を見上げ目を細める。
眩しい…。
「紫織(しおり)暑さに弱いもんなぁ」
「翔だって今にも倒れそうな顔してるじゃん。顔真っ赤だよ?」
「うるせー、紫織だって汗だくじゃん」
「あぁーアイス食べたい!」
「じゃあ買ってく?」
「うん…!食べよ食べよー」
近くのスーパーでアイスを買い、公園へ。
日陰になってるベンチに二人並んで腰掛ける。
「あー!美味しい!生き返るぅ~」
レモン味のシャーベットアイス。
氷のシャリシャリが、体全体をひんやり潤してゆく。
「マジ生き返る~!」
隣に座る翔も、私と同じ台詞を呟いた。
お揃いのアイスを一緒に食べてる。
幸せだな…。
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