6月、恋の終わり。
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次の日、いつものように私は翔の前で笑顔を見せていた。

何事もなかったかのように、普通を装う。


「急に帰るって言い出すからビックリしたんだからな?」

「ごめんってー。ほんとに急用だったんだよ!」


私の気持ちは、絶対悟られたくない。

翔のことは好き。

誰よりも、大好き。


だけど…

気持ちを伝えるなんて、できないよ。
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