恋するリゾート
” トントン”
「おはようございます。 脇田つぐみです。
交代要員できました。
お電話の方は ラウンジをお願いしたいと
マネージャーがいっていましたよ。」
つぐみが 託児室に入ってきた。
入れ替わるように すずが 憮然として出ていく
「 あっ!!!昨日バーでお会いしましたよね?」
つぐみが でていくすずと保育室の2人に
指をさしながら つぶやく
「あら こんにちは! あなた ここでも働いているの?」
さらさらとした黒髪を一つに結んだ優子が
驚いたように 声を上げる
「ここは たまに 人が足りないときだけ・・・・・」
人の好さそうな 香織がにこにこと
つぐみに近ずくと
「まあ とにかく よろしくね」
にっこりと笑いながら 肩をたたく