トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
「私、映画に行くとは言ったけど電子チケット取ってくれなんて頼んでないもの。とにかく、私は美容院へ行くから」
「そんなの言い訳でしょ!?美容院へ行くなら行くでいいけど、お金だけは払ってよ!」
「どうして私が観もしない映画のチケット代を払わないといけないの?」
「ドタキャンなんだから払うのが当たり前でしょ!?」
彩乃の顔が怒りで真っ赤になる。
「それは彩乃が当たり前だと思っているだけで、私は当たり前だと思っていないから」
「だったら美容院の予約キャンセルすればいいでしょ?映画館の前まで来て帰るなんてありえないから!」
「いやよ。美容院の予約をキャンセルするなんて。あっ、もう時間。梨沙、また明日学校でね」
薫子はあたしにだけそう言って微笑むと、
「ちょっ、薫子!?」
「ちょっと待ってよ!!」
彩乃とエレナの呼び止めも無視して歩き出した。
「そんなの言い訳でしょ!?美容院へ行くなら行くでいいけど、お金だけは払ってよ!」
「どうして私が観もしない映画のチケット代を払わないといけないの?」
「ドタキャンなんだから払うのが当たり前でしょ!?」
彩乃の顔が怒りで真っ赤になる。
「それは彩乃が当たり前だと思っているだけで、私は当たり前だと思っていないから」
「だったら美容院の予約キャンセルすればいいでしょ?映画館の前まで来て帰るなんてありえないから!」
「いやよ。美容院の予約をキャンセルするなんて。あっ、もう時間。梨沙、また明日学校でね」
薫子はあたしにだけそう言って微笑むと、
「ちょっ、薫子!?」
「ちょっと待ってよ!!」
彩乃とエレナの呼び止めも無視して歩き出した。