トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
「親友とか何とか言っててもろいのね。女の友情なんてあっという間に粉々になるのよ」
「アンタ……」
「あなたは梨沙の親友にふさわしくないわ。あぁ、エレナもね。梨沙の親友にふさわしいのは私だけよ。私だけが梨沙の親友になれる権利があるの」
「どうして梨沙に執着するの?アンタ、おかしい!!」
あたしが叫ぶと、薫子は一歩あたしの方へと足を踏みd出した。
思わず後ずさると、薫子はにやりと笑ってあたしの耳元に唇を寄せて囁いた。
「おかしいのは、あ・や・の。私のお財布から100円抜いたでしょ?」
そう言うと、あたしの顔を覗きこんだ。
「100円って……アンタの勘違いじゃないの?」
「いいえ、違うわ。私、きちっと1円単位まで管理してるもの」
頬が引きつる。
「お金に困ってるエレナがやってると思っていたからエレナのことを責めちゃったじゃない。でもお金に困ってるならお札を抜くわよねぇ。でも、盗まれたのは100円だもの。それってお金に困ってるわけではないのよね。スリルを味わいたいってことでしょ?」
「っ……」
「ストレス発散の為?100円ぐらいだったらお財布から抜かれても気付きづらいものねぇ」
ゴクリと生唾を飲み込むと、薫子は微笑んだ。
「学校で泥棒してるなんて両親が知ったらどうなるかしら。ううん、学校に知れたら謹慎じゃすまないかもね。もうすぐバレーの大会もあるんでしょ……?」
視線が泳ぎ、心臓が嫌な音で鳴る。
「アンタ……」
「あなたは梨沙の親友にふさわしくないわ。あぁ、エレナもね。梨沙の親友にふさわしいのは私だけよ。私だけが梨沙の親友になれる権利があるの」
「どうして梨沙に執着するの?アンタ、おかしい!!」
あたしが叫ぶと、薫子は一歩あたしの方へと足を踏みd出した。
思わず後ずさると、薫子はにやりと笑ってあたしの耳元に唇を寄せて囁いた。
「おかしいのは、あ・や・の。私のお財布から100円抜いたでしょ?」
そう言うと、あたしの顔を覗きこんだ。
「100円って……アンタの勘違いじゃないの?」
「いいえ、違うわ。私、きちっと1円単位まで管理してるもの」
頬が引きつる。
「お金に困ってるエレナがやってると思っていたからエレナのことを責めちゃったじゃない。でもお金に困ってるならお札を抜くわよねぇ。でも、盗まれたのは100円だもの。それってお金に困ってるわけではないのよね。スリルを味わいたいってことでしょ?」
「っ……」
「ストレス発散の為?100円ぐらいだったらお財布から抜かれても気付きづらいものねぇ」
ゴクリと生唾を飲み込むと、薫子は微笑んだ。
「学校で泥棒してるなんて両親が知ったらどうなるかしら。ううん、学校に知れたら謹慎じゃすまないかもね。もうすぐバレーの大会もあるんでしょ……?」
視線が泳ぎ、心臓が嫌な音で鳴る。