トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
昨日は久しぶりのカラオケで大いに盛り上がった。
ストレス発散にもなったし、薫子のことはすっかり頭の中から消え去っていた。
でも翌日、朝のHRが終わるとあたしとエレナと彩乃は別々に先生に呼び出された。
一番最初に呼び出されたのはあたしだった。
不安げな表情のエレナと彩乃を教室に残してシーンっと静まり返った生徒指導室で先生と向かい合う。
生徒指導室に呼び出されたことは今まで一度もない。
それに、呼び出されるようなことをした覚えもない。
なぜか深刻そうな表情の先生はこう切り出した。
「最近の学校生活で人間関係のことで何か心当たりはある?」
「え……?」
「誰かに何かをしてしまった、とか。そういうこと」
「どういう意味ですか?」
先生の言葉に顔が強張る。
「意地悪とか仲間外れとか無視とか、相手が傷付くようなことはしてない?」
「そんなことしていません」
「そう。ちなみに、あなたと仲の良い梶崎さんと梅嶋さんも?」
「もちろんです。彩乃もエレナもそんなことしません。どうしてそんなことを聞くんですか?」
生徒指導室まで呼び出されてそんなことを聞かれる意味が分からない。
ストレス発散にもなったし、薫子のことはすっかり頭の中から消え去っていた。
でも翌日、朝のHRが終わるとあたしとエレナと彩乃は別々に先生に呼び出された。
一番最初に呼び出されたのはあたしだった。
不安げな表情のエレナと彩乃を教室に残してシーンっと静まり返った生徒指導室で先生と向かい合う。
生徒指導室に呼び出されたことは今まで一度もない。
それに、呼び出されるようなことをした覚えもない。
なぜか深刻そうな表情の先生はこう切り出した。
「最近の学校生活で人間関係のことで何か心当たりはある?」
「え……?」
「誰かに何かをしてしまった、とか。そういうこと」
「どういう意味ですか?」
先生の言葉に顔が強張る。
「意地悪とか仲間外れとか無視とか、相手が傷付くようなことはしてない?」
「そんなことしていません」
「そう。ちなみに、あなたと仲の良い梶崎さんと梅嶋さんも?」
「もちろんです。彩乃もエレナもそんなことしません。どうしてそんなことを聞くんですか?」
生徒指導室まで呼び出されてそんなことを聞かれる意味が分からない。