トモダチ地獄～狂気の仲良しごっこ～
「ちょっと先生のところに相談があったの」

「えっ！？」

思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。

「あなたたちはそんなことしないと思うんだけど、一応相談があった以上はきちんと調べないといけないと思ってね」

「えっ……誰かがあたしたちに意地悪とか仲間外れにされたって先生に相談しに来たってことですか？」

「あんまり詳しくは言えないけど、そういうことになるわね」

「そんな……」

あまりの驚きに顔面の筋肉という筋肉がぴくぴくと痙攣する。

誰が先生に相談したかなんて一目瞭然だ。

そんなことを先生に密告するのは薫子しかいない。

「先生、それは誤解です！」

「どういう意味？やっぱり何か思い当たることでもあったの？」

「実は――」

あたしは先生に今までのことを全て打ち明けることにした。
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