トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
調理実習の班決めで薫子を誘ってから薫子があたし達のグループに入ってこようとしたこと。
ボランティアの施設であたしを待ち伏せしていたことやしつこくメッセージを送ってきたこと。
それに、調理実習の工程や役割分担を勝手に決めたことで昨日は少し嫌な雰囲気になってしまったこと。
昨日、薫子のメッセージの返信をしなかったこと。
話し終えると先生は「うーん」と考え込んだ。
「話は分かったわ。でもね、自分は相手を傷付けていないと思っていても、相手が傷付いているときもあるの。それだけは分かってね」
「……はい」
なんだか腑に落ちない。
一通り説明して先生も状況を理解してくれただろう。
それなのに、何故か先生は薫子の肩を持っている気がする。
この後、彩乃とエレナにも話を聞いてあたし達の話に矛盾点がないか探るんだろう。
なんか嫌だ。
悪いことをして取り調べを受けているみたいな気持ちになった。
悪いのは誰……?
あなたなの……?
そう問いただされている気になってしまった。
ボランティアの施設であたしを待ち伏せしていたことやしつこくメッセージを送ってきたこと。
それに、調理実習の工程や役割分担を勝手に決めたことで昨日は少し嫌な雰囲気になってしまったこと。
昨日、薫子のメッセージの返信をしなかったこと。
話し終えると先生は「うーん」と考え込んだ。
「話は分かったわ。でもね、自分は相手を傷付けていないと思っていても、相手が傷付いているときもあるの。それだけは分かってね」
「……はい」
なんだか腑に落ちない。
一通り説明して先生も状況を理解してくれただろう。
それなのに、何故か先生は薫子の肩を持っている気がする。
この後、彩乃とエレナにも話を聞いてあたし達の話に矛盾点がないか探るんだろう。
なんか嫌だ。
悪いことをして取り調べを受けているみたいな気持ちになった。
悪いのは誰……?
あなたなの……?
そう問いただされている気になってしまった。