トモダチ地獄~狂気の仲良しごっこ~
「え」
薫子の言葉にあたしはあっけにとられた。
「それ、どういう意味かしら?」
八木さんの耳にも先程の薫子の言葉は届いたようだ。
不快そうに眉間にしわを寄せた八木さんが薫子のほうを見る。
「私、梨沙と親友なんです。梨沙に聞いてたから八木さんのことは大体知ってたけど、ご飯食べる時も車椅子なんて可哀想ですね。梨沙もいつも言っていたんですよ。可哀想な人が施設にいてその人の話し相手になってあげてるって」
全身から血の気が引いていく。
この子、一体何を言っているの……?
目を見開いて唖然とするあたしなんてお構いなしに薫子は続ける。
「もう歩けないなんて本当可哀想。お気の毒様です~!」
さも楽しそうな明るい口調でダメ押しのようにそう言った薫子に黙って話を聞いていた八木さんがバンッとテーブルを両手で叩いた。
薫子の言葉にあたしはあっけにとられた。
「それ、どういう意味かしら?」
八木さんの耳にも先程の薫子の言葉は届いたようだ。
不快そうに眉間にしわを寄せた八木さんが薫子のほうを見る。
「私、梨沙と親友なんです。梨沙に聞いてたから八木さんのことは大体知ってたけど、ご飯食べる時も車椅子なんて可哀想ですね。梨沙もいつも言っていたんですよ。可哀想な人が施設にいてその人の話し相手になってあげてるって」
全身から血の気が引いていく。
この子、一体何を言っているの……?
目を見開いて唖然とするあたしなんてお構いなしに薫子は続ける。
「もう歩けないなんて本当可哀想。お気の毒様です~!」
さも楽しそうな明るい口調でダメ押しのようにそう言った薫子に黙って話を聞いていた八木さんがバンッとテーブルを両手で叩いた。